愛犬と冬の旅行・帰省を楽しもう!準備と確認の大切さ
冬の旅行や帰省に愛犬を連れて行く予定の飼い主さんは多いのではないでしょうか。今回は滞在先でも愛犬の健康を守るために役立てたい準備と確認の大切さや環境を整える方法、フードとおやつの持参方法などについてお伝えします。愛犬と一緒に旅行や帰省を楽しむために参考にしてくださいね。
愛犬を連れての旅行・帰省は事前準備が大切!
旅行や帰省は犬にとっても非日常体験になるので、落ち着かなかったり、興奮してしまったりすることがあり、体調を崩してしまう子もいます。
そのため、できる限り「食べ慣れているもの」「使い慣れているもの」を持参することが望ましいです。
それでは早速、事前準備についてお伝えします。
持ち物リストを作りましょう
愛犬を連れて旅行や帰省をする場合は、愛犬用の持ち物をリスト化して忘れ物を防ぐことが大切です。
次に挙げる「持ち物リスト」を参考にしてください。
・食べ慣れているフード、おやつ、水
・使い慣れているフードボウル、ベッド、タオル
・愛犬の好きなおもちゃ
・普段のお散歩で使っているバッグ
・トイレシート、マナーベルト、マナー袋など
・犬鑑札
・狂犬病及びワクチン予防接種証明書
・ペット保険証
・常備薬
(以下は必要であれば)
・キャリーケースorペットカートorドッグスリング
・専用マット
・カッパなどの雨具、防寒具
持ち物リストを見ながら荷づくりすると、わかりやすく忘れ物を防ぐことができます。
愛犬が安心できる環境を準備
旅行中・帰省中は慣れない環境に身を置くことになるため、愛犬が安心できる対策をとりましょう。
まず、使い慣れたベッドなどの寝具を持参すると、多少なりとも不安を和らげることができます。
また、移動には安全かつ快適に過ごせるキャリーバッグを準備し、事前に中で過ごす練習をさせましょう。
移動時にリラックスしやすい環境を作ることで、愛犬の不安を最小限に抑えることが可能です。
さらに、帰省先の方々には、事前に愛犬について伝え、環境づくりの配慮をお願いするのもよいでしょう。
迷子対策と身分証明の重要性
滞在先で愛犬が迷子になってしまう可能性を考えると、対策は念入りにしたいものです。
まず、首輪に飼い主さんの連絡先が記載された迷子札を付けることをおすすめします。
また、マイクロチップの装着も有効な手段です。安全策を徹底しましょう。
常備薬や健康状態をチェック
出発前には愛犬の健康状態に変化がないかチェックし、必要に応じてかかりつけの動物病院で診察を受けておきます。
持病やアレルギーなどで服薬中の場合は、必要な薬がきちんと用意できるかを確認してください。
また、移動中の乗り物酔いが心配な場合は、獣医師に相談の上、酔い止め薬を処方してもらうことも検討しましょう。
愛犬の常食を持って行くときの方法
最近の犬同伴OKの宿泊施設は、犬用のバイキングやウェルカムトリートが用意されているところもあります。
普段なら食べないようなごはんに目を輝かせ、たくさん欲しがる犬もいます。
しかし、食べ慣れないものを口にして、下痢などを起こしてしまう可能性もあります。
そのため常食であるフードとおやつは持参すべきです。
では、旅行や帰省時にフードとおやつを持参する方法についてご紹介します。
フードを持って行くときの方法
食べ慣れたフードでないと消化不良やストレスになる可能性があるため、小分けにし、持ち運びやすい形にして準備するのが望ましいです。
一般的にフードは大袋に入って販売されているものが多いかと思いますが、大袋を持って行くと荷物になるため、小分けにして持参する方法をおすすめします。
まずは一食分のフードを計量して、密封できる袋か容器に入れます。
ドライフードの場合は食品用の乾燥剤を入れるとベストです。
それを日数分用意しましょう。予備があると安心なので、日数分プラス2~3食分が望ましいです。
小分けしたものに「朝食分」「夕食分」などとラベリングしておくと、飼い主さん以外の同行者にもわかりやすいです。
おやつを持って行くときの方法
フードと同じく、おやつも食べ慣れているものを持参しましょう。
基本的にはフードと同様に、おやつもまた小分けして密封できる袋か容器に入れ、複数個用意しておくと便利です。
移動中はすぐに与えられるように、常時2袋ほど携帯しておくことをおすすめします。
愛犬を連れての旅行・帰省は事前確認が重要!
愛犬を連れて交通機関を利用する際や宿泊するとき、そのルールを確認しておくことは大変重要です。
事前確認の大切さについて、まとめましたので参考にしてください。
交通機関のルールを確認する
車での移動時は、安全のためにシートベルトに固定できるハーネスやクレートの使用をおすすめします。
電車や飛行機を利用する場合は、犬のサイズや重量に応じた具体的な条件があるため、事前に調べておくべきです。
飛行機の場合、犬は貨物室での移動となる場合が多いので、ストレス軽減のために、クレート内に好きなおもちゃや普段使っているタオルを入れておくとよいでしょう。
「うちの子は公共交通機関での移動は難しそう…」と思うならば、ペット同乗可のレンタカーの利用もひとつの案です。
レンタカー会社によって若干ルールが異なりますのでチェックしてみてくださいね。
宿泊先のルールを確認する
宿によってルールは多少異なりますが、基本的なものには「トイレのしつけができていること」「ヒート期の宿泊は不可」「狂犬病とワクチンの予防接種証明書の提示」を大前提にしているところがほとんどです。
また、犬種やサイズの規定を設けている宿もあるので、事前によく確認してくださいね。
滞在先近くの動物病院の情報収集
旅行や帰省では環境が変わり、犬が体調を崩してしまうこともあります。
万が一に備えて、滞在先付近の動物病院の場所や連絡先を調べておくことをおすすめします。
滞在先で愛犬の環境を整える方法
滞在先で愛犬ができるだけリラックスして過ごせるような方法についてご紹介します。
滞在先の気候に配慮する
普段と温度や湿度が異なる地域に滞在する場合は、犬が快適に過ごせるように配慮する必要があります。
寒さが厳しい地域では、愛犬の体が冷えないように服を着せましょう。
暑い地域では空調に気を配り、適切な水分補給を心がけてください。
犬は急激な温度変化に弱いので、事前にその地域の気候を確認するとともに対策を検討しておくことが大切です。
愛犬のお気に入りアイテムを持参する
見知らぬ場所に行っても、お気に入りのおもちゃや毛布、ベッドなど、普段使っているアイテムがあると安心感を得られます。
また、使い慣れたトイレシートやフードボウルもあるとよいので忘れずに準備してください。
食事やトイレのタイミングに配慮する
旅行中・帰省中も愛犬の生活リズムをなるべく崩さないように、普段のルーティーンを基本にすることを心がけましょう。
環境が変わるとトイレの場所がわからず困る犬もいるため、慣れているトイレシートや臭いの付いたものを用意しておくと安心です。
食べ物について事前に知らせておく
犬には食べてはいけないものがあるということを知らないひとも少なくありません。
滞在先のかたに理解を求めるためにも「犬に与えてはいけない食べ物」のリストを渡すとわかりやすいでしょう。
また、アレルギーや病気のある犬を連れて行く場合は、プラスで食べてはいけないものがあることを事前に伝えておくとよいですね。
参考:『犬に与えてはいけない危険な食べ物とは? – GoDoggy』
ほかのペットやひととの接触時に注意したいこと
滞在先にほかのペットがいる場合や初めて会うひとがいることが考えられます。
これにより、犬が緊張したり、ストレスを感じたりする可能性があります。
ほかのペットと初めて触れ合うときは、時間をかけて少しずつ慣れさせるようにしましょう。
また、ひとに対しては愛犬のペースで交流できるようサポートしてください。
まとめ
愛犬を連れて旅行や帰省となると、荷物が多くなりがちですが、フードやおやつは小分けにするなど工夫をして持参してください。
また、お薬の服用が欠かせないのであれば、泊まる日数分にプラスして予備も忘れずに持っていくと安心です。
そして、愛犬と一緒に旅行や帰省を楽しむためには、事前の準備と確認がとても大切です。
滞在先でも愛犬の健康を保つためには、日常のルーティーンが大きく変わらないように食事やトイレ、お散歩などの時間などに気を配ってあげましょう。
それでは愛犬と一緒に旅行や帰省を楽しんでくださいね!