犬と男の子

子どもはワンちゃんと一緒に育つことがおすすめ!その5つの理由

犬との生活の中で自分たちの赤ちゃんが生まれることになったり、また子どもを育てる中で犬を飼うことを検討されていらっしゃる方もいることでしょう。なかには犬と一緒に子育て、大丈夫かなと多少の心配もされているご家族もいるかもしれません。

生き物である犬と一緒に子どもが育つことでいいことはたくさんあります。それは子どもにとってはもちろん、犬にとってもです。

今回、子どもが犬と育つことをおすすめできる理由を今回5つとりあげました。少し大人が注意したほうがいいことも記載しましたので、ぜひお読みになって犬との子育てライフの参考にしてください。

犬と子どもはよいパートナーシップ関係が築ける

犬と子どもはよいパートナーシップ関係が築ける

犬と子どもはよいパートナーシップ関係になれるものです。
特に幼少期から思春期まで情緒が著しく成長したり、アンデンティティを築く過程にあって犬が子どもに与える影響ははかり知れません。

子どもが犬と育つことをおすすめする理由①思いやりの心を育める

自分よりはかない存在である犬との時間の中で、犬を守ろうとする心が芽生えます。ごはんをあげたり、散歩に連れて行くなどのお世話も進んでするようになる子も多いです。
ごはんをあげるときも、「お腹がすいたね、早く食べたいね」といった優しい言葉がけを大人以上にすることも多いでしょう。思いやり、優しい心を自然と犬と過ごす日々の中で育んでいけます。

子どもが犬と育つことをおすすめする理由②コミュニケーション能力が高まる

犬は人間の言葉は話せません。だからこそ欲していること、嫌がっていることを察知してあげる力、一種のコミュニケーション能力が一緒に生活する中で高まります。

子どもは犬に対してたくさんの声かけをすることでしょう。犬の思いを代弁して語りかけることも多く見受けられます。
「そっか、そっか。このおもちゃが取りたかったんだね。取ってあげるから待っててね」など横で聞いていて大人も微笑ましく思えるでしょう。

子どもが犬と育つことをおすすめする理由③責任感を持って行動できるようになる

小学校も高学年になってくると犬のお世話にも責任感が出てきます。

雨風の強い日も犬によっては外での排泄が必要だったり、高齢になってきた犬の介護を伴うお世話なども、ずっといっしょに過ごしてきた犬に愛情を持って「面倒をみるのは当然」と考え、責任ある行動としてお世話をするようになります。

受験生などで時間のない子どもも、お散歩は自分の役目と捉えて、犬と毎日お散歩をし、愛情を深めているような子もいます。

子どもが犬と育つことをおすすめする理由④命の尊さを知る

犬の寿命はおよそ15年といわれています。
子どもが生まれる前からいた犬はおそらく子どもが成人する前に、そうでない犬もどこかのタイミングでお別れのときを迎えなくてはなりません。

病気や怪我、それらの看病、そして年老いて介護が必要になった犬を精一杯世話をし、やがて迎えた最期を子どもは子どもなりに一所懸命乗り越え、命の尊さについてその子なりの解釈をし消化しようとするでしょう。
そして犬と一緒に過ごしたかけがえのない時間を子どもは生涯忘れることがないでしょう。

子どもが犬と育つことをおすすめする理由⑤情緒の安定が図れる

犬と触れ合うことで人も癒やされますよね。実は、犬と触れ合うことでオキシトシンというホルモンが脳の下垂体から出るのです。

このオキシトシンは別名愛情ホルモン、しあわせホルモンとも呼ばれ、乳児が母乳を求めた際にお母さんに出るホルモンです。子どもも犬とのスキンシップなどでこのオキシトシンが出るといわれています。この結果、情緒、気持ちの安定が期待できるのです。
犬と生活している子の情緒は安定しているというようなデータもあります。

犬を飼うタイミングはいつがいいの?

犬を飼うタイミングはいつがいいの?

子どもが生まれる前から犬を飼っていたケースは別にして、子どもが生まれた後犬を飼うとしたらタイミングはいつがいいでしょうか。

まず特に子犬の場合、粗相や子どものおもちゃなどへのいたずらをしてしまうことが考えられます。
子犬の世話は、成犬の犬とはまた違い、最初はトイレのしつけを含めさまざまなトレーニングが必要です。
赤ちゃんが生まれる同時期に犬を飼うことはあまり適切といえないでしょう。

また犬には毎日のお散歩も必要です。
ベビーカーを使うことも考えられますが、必ずしも天気のいい日ばかりでないことを考えても子どもが自力でしっかり歩けることが犬の迎え時かもしれません。
子どもが幼稚園にあがる頃、3~4歳が最初のタイミングといわれています。

また小学生くらいになってから犬を飼う場合は、家族の中でお世話の分担など決めて子どもにもお世話を担当することで犬と子どもが良好なパートナーシップを育むきっかけになります。

小さい子と犬の生活で気をつけなくてはいけないこと

小さい子と犬の生活で気をつけなくてはいけないこと

犬を飼うタイミングの最初として子どもが3~4歳ごろと紹介しました。
ただし、この月齢の子どもはまだ力加減が分かっていなかったり、犬の嫌がることを理解せず悪気なくしてしまったりということがまだあります。
たとえば、子犬を迎えたら最初は慣れるまでゲージに入れておく、遊ぶ時間は短時間にして疲れさせすぎないようにするなどのポイントがあります。

大人がそうしたことをきちんと理解し、子どもがもっと構いたいなどむずがってもきちんと犬の健康や心身のケアを優先する気持ちが大切です。
根気よく子どもに犬との関わり方を教え伝えていく姿勢が必要なのです。

また、子供のおもちゃは犬にとっても魅力的でありますが、犬にとっては壊れやすかったり誤飲の危険性などがあります。
しっかり片づけを徹底するなど、こうした面でも気遣いが必要です。
犬にとっても子どもにとっても、お互いがストレスな存在にならないための努力は大人がするようにします。

少しずつ子どもと犬が関係性を築く過程をみられたらとても幸せを感じられるはずです。

犬にとっても子どもと過ごせることにはいいことがいっぱい

犬にとっても子どもと過ごせることにはいいことがいっぱい

犬も社会的動物です。特に1匹で飼う場合、犬にも子どもはよき遊び友達となるでしょう。

犬も、大人より小さい存在である子どものことを犬なりに理解し、その関係性は友達、兄弟、そして慰めあう仲でありまた時には小さなケンカもしながらもかたく結ばれていくことでしょう。
犬自身も社会性を育むことができます。

またシニアの犬にとっては子どもは若返りのきっかけをくれる存在になりうるでしょう。
寝てばかり、あまり動かなかった犬が子どもが成長して活発になるとともに快活さを取り戻すような場合もあります。

犬にとっても、子どもと一緒に遊びたいという欲求がそうさせてくれるのでしょう。

まとめ

犬の存在が子どもの成長にとってどれほど大きなものか感じていただけたでしょうか。

犬の存在は子どもにとってとても大きく、特に目には見えない部分での成長を大きく促します。
そしていつか思い出となったときもその子の生涯の支えにもなりうるでしょう。

また子育て中のご家庭が犬を迎えるときは大人の計らいがとても大切になってきます。
大人が犬のことをよく理解することで子どもと犬の関係性はよくなります。

犬にとってもそうした中での子どもとの暮らしは幸せなものとなるはずです。

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