犬と一緒に冬を満喫!雪遊びの楽しみ方と注意点

犬と一緒に冬を満喫!雪遊びの楽しみ方と注意点

雪のふわふわした感触や冷たさ、真っ白な世界が広がる光景は、普段の生活や散歩とは大きく異なるため、好奇心をくすぐられた多くの犬は、よろこんで雪遊びを楽しむでしょう。今回は「愛犬と雪遊びを楽しむ方法と雪遊び前後の注意点」についてお伝えし、愛犬と雪遊びできるスポットも紹介しています。



愛犬と一緒に雪遊びを楽しもう!

雪遊びは犬にとって、新しい感覚や環境に触れる体験となり、飼い主さんにとっては愛犬がはしゃぐ姿を目にできる貴重な時間になります。


それでは、愛犬との楽しむ雪遊び方法をご紹介していきます。


追いかけっこ・雪玉キャッチ


追いかけっこ・雪玉キャッチ

雪遊びの醍醐味のひとつは、愛犬と一緒に走り回ったり、雪玉を使った遊びを楽しむことです。


追いかけっこは犬の本能を刺激し、楽しさが倍増します。


また、丸めた雪の塊を投げてキャッチさせる雪玉キャッチは、簡単に楽しめるアクティビティです。


おもちゃを使った遊び方


おもちゃを使った遊び方

雪遊びにおもちゃを取り入れると、さらに楽しくなります。


防水性のあるボールやフリスビーは雪の中でも使いやすく、視覚的に目立つ色を選ぶことで犬が探しやすくなります。


また、雪の中に隠したおもちゃを探させる遊びは、犬の嗅覚や脳を刺激しつつ全身運動にもなります。


これらのゲーム感覚のある遊びは、犬もよろこぶため、おすすめです。


白銀の世界を散歩しよう!


白銀の世界を散歩しよう!

雪が積もった場所での散歩は、特別な環境のなかで愛犬と歩ける絶好のチャンスです。


安全のため、歩行者用のトレイルがあるところがよいでしょう。


また、犬同伴OKのトレッキングツアーやスノーツアーを実施しているところもあります。ツアーはガイドが同行してくれるので安心安全です。


しかし、驚くほどの積雪量の場所もあるため、事前に訪れる場所のリアルタイムの情報を収集するようにしてください。





愛犬と雪遊びをするときの安全対策

愛犬と雪遊びをする前に知っておきたい安全対策についてお伝えしていきます。

遊び始める前の体調管理

遊び始める前の体調管理

雪遊びを安全に楽しむためには、まず愛犬の体調や耐寒性をしっかり確認しましょう。


雪に大喜びをしてたくさん遊ぶ犬もいる一方で、寒さが苦手で遊びたがらない犬もいます。


また、雪遊びをはじめて体験する犬の場合は、短時間からスタートして徐々に慣れさせるのがポイントです。


雪玉付着への対策


雪玉付着への対策

雪遊びをしていると、犬の被毛には雪玉が絡まりやすく、そのまま放置すると皮膚トラブルの原因になります。


また、肉球の間に入り込んだ雪玉は歩行を妨げ、肉球の冷えや痛みを引き起こす可能性もあります。


これらのトラブルを回避するためには、頻繁に雪を払ってあげることと、撥水性にすぐれた犬用防寒ウェアやブーツの着用がおすすめです。


低体温症や凍傷のリスク


低体温症や凍傷のリスク

耐寒性がある犬でも、雪遊びでは低体温症や凍傷の危険はないとは言い切れません。


一般的にシングルコートの犬や小型犬、パピー、シニア犬などは、寒さから体調を崩す可能性が高いので要注意です。


低体温症は犬の体温が異常に下がることで、震えや無気力、さらには命に関わる症状を引き起こします。


犬は寒さを言葉で伝えられないため、頻繁に愛犬の状態を確認し、寒そうにしている場合は無理をさせないことが大切です。


そして、雪遊びをするときは犬も防寒着を着用させたほうがよいでしょう。


犬用防寒ウェアは、防水性が高く、内側に保温効果のある素材を使用しているもの、体にフィットするもの、雪が付着しやすい胸元やお腹部分をカバーできるタイプがおすすめです。


また、簡単に脱ぎ着できるタイプならば、愛犬も飼い主さんもストレスフリーです。



凍結防止剤や積雪下にある融雪剤に注意


凍結防止剤や積雪下にある融雪剤に注意

塩化カルシウムなどの凍結防止剤が散布されたエリアでは、犬の足裏が炎症を起こしたりする恐れも考えられます。


また、見えにくい積雪の下に石や枝が落ちていて、ケガの元になる物が落ちていることも多いです。


これらを避けるためや霜やけ防止のためにも、愛犬には犬用ブーツを履かせるとよいでしょう。


目を保護するための犬用ゴーグル


目を保護するための犬用ゴーグル

長時間雪遊びをしていると、ひとと同じく犬も、雪に反射した紫外線を原因とする雪眼炎(せつがんえん)を発症する可能性が高まります。


雪眼炎は目に違和感や痛みが出たり、涙が出続けたりといった症状がみられます。


紫外線や防風から愛犬の目を守るためには、犬用ゴーグルの装着が効果的です。




雪遊びの後のケア

雪遊びを楽しんだ後は、しっかりとケアを行うことが大切です。


ここではケア方法についてご紹介します。

雪玉の取り方

雪玉の取り方

雪遊び後、犬の被毛には雪玉が付いていることが多いです。


雪玉を放置すると低体温症や毛玉の原因となるため、早めに取り除きましょう。


取り方としては、まずタオルで軽く拭きながら雪を溶かす方法がおすすめです。


取りにくい場合は無理に取ろうとせず、温かい場所でぬるま湯を使い、ゆっくり溶かしてください。


濡れた体や足をよく乾かそう


濡れた体や足をよく乾かそう

まず速乾性のあるタオルで水分を拭き取り、その後はドライヤーを使用して濡れた部分をしっかりと乾かします。


ドライヤーは、車内で使用できるタイプのもの(シガーソケットに差し込んで使用するタイプ・充電式コードレスなど)があると大変便利です。


保湿クリームや暖かい環境で休息を


保湿クリームや暖かい環境で休息を

雪の上を歩き続けると肉球にひび割れを起こすことがあります。


雪遊び後はもちろん、遊ぶ前にも肉球専用の保湿クリームを塗ると効果的です。


また、雪遊び後は温かい場所で給水させ、ゆっくりと休ませましょう。


ケガのチェックと健康管理のポイント


ケガのチェックと健康管理のポイント

雪遊び後には、愛犬の体全体をチェックし、ケガや異常がないかの確認が大切です。


足裏には小さな切り傷やひび割れができやすいため、肉球や爪の状態をしっかりと観察してください。


また、雪遊びは関節や筋肉に負担をかけるため、動きにぎこちなさがないかの確認もしましょう。


さらに、犬は雪を食べたり舐めたりしてしまうこともあるので、嘔吐や下痢といったトラブルにも目を向けてください。



雪遊びに適したおすすめスポット


雪遊びに適したおすすめスポット

ここでは犬と雪遊びを楽しめるおすすめスポットを2ヶ所ご紹介します。


広大な雪原で遊べるおすすめスポット

広大な雪原は、犬にとって自由に走り回れる魅力的な場所です。


群馬県みなかみ町で、ネイチャーガイドファンテイル主催の「スノードッグツアー」に参加してみるのもおすすめです。


スノーシューを使ってのハイキングは、愛犬と白銀の世界を存分に満喫できること間違いありません。


よその犬が苦手で参加をためらう場合や、仲良しの犬友さんたちとだけで参加したい場合は、貸切プランの利用もよいと思います。



愛犬と一緒に泊まれるおすすめのスノーリゾート

雪遊びを存分に楽しむためには、時間と心に余裕の生まれる宿泊旅行を選択することもおすすめです。


長野県にある「黒姫高原スノーパーク」は、場内に「SNOW DOG AREA」という犬連れ専用のエリ

アが設けられているため、安全に犬と遊べます。


また、愛犬と一緒にゴンドラに乗車もできるので貴重な体験になります。


屋内ドッグランと休憩スペースがあるので利用しやすいです。


さらに、ゲレンデサイドには犬と宿泊できるトレーラーハウスもあります。


愛犬との楽しい冬の思い出がつくれるのではないでしょうか。



まとめ

愛犬と雪遊びを楽しむ方法や注意点についてお伝えしました。


雪遊びで冬を満喫するには、防寒着やブーツ、ゴーグルなど、愛犬の防寒対策を万全にすることが大切です。


また、犬用保湿クリームで肉球をケアをし、被毛に付着した雪玉を取り除くこと、体をしっかりと乾かすことも必須です。


雪が珍しいと夢中で遊んでしまいがちですが、長時間雪の中にいると犬も疲れ果ててしまったり、風邪や低体温症のリスクが高まったりします。


無理をさせないように愛犬の様子をよく観察しながら遊んでくださいね。


また、雪遊び後に普段と違う様子が見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。

 

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